一目惚れで選びたい!ミニ財布の人気ブランド27選&おすすめミニ財布5選|ハイブランドから定番ブランドまでご紹介
HerSchedule|アモーレ
「ハイブランドのミニ財布、代表作はどれ?」
「ミニ財布を選ぶなら、どのブランドがおすすめ?」
「今人気のブランドミニ財布が知りたい!」
今、ミニ財布が本当にアツいですよね・・・!
日本でもキャッシュレス化が進んでいること、トレンドのミニバッグと一緒に使いやすいことなどが相まって、ミニ財布ユーザーが増えています。
お財布全体の中ではちょっと価格帯が安めでサブのお財布として使う場合も多いため、一目惚れで買いやすいのも楽しいですよね。
また、ミニ財布はハイブランドでも手の届く価格のものが多いので、憧れのブランドから選ぶ方も!
今回は、そんな今人気のミニ財布について「ブランド」という切り口で特集します。
どのブランドのミニ財布が人気なのか、ぜひご期待ください!
五十音順、記事内のブランド紹介へ飛べます。
アニエス・ベー、アーペーセー、グッチ、クロエ、ケイト・スペード、コーチ、サンローラン、シャネル、ステラ・マッカートニー、セリーヌ、ディオール、傳濱野はんどばっぐ、トリーバーチ、バーバリー、バレンシアガ、フェンディ、プラダ、フルッティ・ディ・ボスコ、フルラ、ボッテガヴェネタ、ボナベンチュラ、マーク・ジェイコブス、マルニ、ミュウミュウ、メゾン マルジェラ、ルイ・ヴィトン、ロエベ
使いやすいミニ財布の選び方
ミニ財布はスバリ、形(収納力)を決めてから選ぶのがおすすめ!
ミニ財布は、形によって何をどれくらい収納できるかが決まります。
毎日使うお財布だからこそ、見た目だけでなく使い勝手も重要ですよね。
中には、コインポケットがなかったりお札エリアがなかったりするものもあります。
お財布に何を入れたいか思い浮かべながらどの形が使いやすそうか想像してみてください。
ミニ財布の形は、ざっくり3種類。
- 2つ折りタイプ
- 3つ折りタイプ
- フラグメントケース(一枚板)タイプ
それぞれの特徴を確認しておきましょう!
長財布みたいにいろいろ入れたいなら、2つ折り
2つ折りのミニ財布はミニ財布の中では大容量なものが多いため、現金もカードも多めという方におすすめ。
買ってみたら想像より大きかった!という失敗が起こりやすいので、実際にメジャーなどでサイズを見て「これくらいの大きさなんだ」と確認しておくと安心です。
現金も使うコンパクト派は、3つ折り
ころんと手のひらに収まるサイズが一般的な3つ折り財布は、ミニ財布と聞いてパッと思い浮かべるイメージにいちばん近いかもしれません。
厚みがあるアイテムが多いため、ミニバッグやポケットに入れて使いたい場合はスムーズに出し入れできそうか確認するのがおすすめです。
厳選カードをスマートに持つフラグメントケース
フラグメントケースとは、ポケットの外側に数枚分のカードスロットが付いたもののこと。
薄さとスマートさが魅力で、最近人気が高まっているアイテムです。
ファスナーポケットのものは、コインや鍵を入れたり、お札をたたんで入れたり色々な使い方ができます。
その他のタイプ
カードだけを入れるための「カードケース」、キーケースにコインケースやカードスロットのある「キーウォレット」、チェーン付きで本当に小さいミニバッグとしても使える「チェーンミニウォレット」など、ミニ財布として使えるアイテムは他にもあります。
今回の記事でも、いくつか紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
価格帯ごとの人気ブランドをチェック!
ミニ財布の価格は、ブランドによって1万円以下から10万円以上までと本当に幅があります。
ということで、ご紹介しているブランドを平均価格ごとにおまとめしました。
ぜひ参考にしてみてください。
価格帯ごとの人気ブランド一覧
- ~35,000円
マーク・ジェイコブス、ケイト・スペード、アニエス・ベー、傳濱野はんどばっぐ - ~60,000円
コーチ、フルラ、トリーバーチ、ボナベンチュラ、アーペーセー、フルッティ・ディ・ボスコ - 30,000円~
ロエベ、バレンシアガ、クロエ、メゾン マルジェラ、バーバリー - 50,000円~
サンローラン、ボッテガヴェネタ、ディオール、フェンディ、マルニ、ステラ・マッカートニー - ~100,000円以上
セリーヌ、ルイ・ヴィトン、グッチ、シャネル、プラダ、ミュウミュウ
やっぱり憧れ!ハイブランド6選
初めにご紹介するのは、革小物が得意な世界屈指のハイブランドを6つ。
スペイン王室御用達で革の素晴らしさに定評のあるロエベ、ラグジュアリーブランドの筆頭と名高いルイ・ヴィトン、ブランドの祖とも呼ばれるグッチ、強く美しい自立した女性のスタイルを確立したシャネル、エディ・スリマンを迎え人気急上昇中のセリーヌ、そしてラグジュアリーで新しい女性の装いを提案し続けてきたサンローラン。
どのブランドも、歴史と哲学がある最高峰のラグジュアリーブランドです。
一生ものとして大切にしたい記念のアイテムとしてもおすすめできます。
各ブランドの特徴やアイコンとなっているデザイン、人気作もご紹介しているので、ぜひじっくりとご覧ください。
1846年設立、スペイン王室御用達!
LOEWE ロエベ
ミニ財布の価格帯:40,000円~100,000円
スペイン王室御用達として知られ、ヨーロッパで深く愛されているロエベ。
当時から皮革大国であったスペイン・マドリードにて1846年に設立された工房に、ドイツからやってきた革職人のエンリケ・ロエベ・レスベルク氏が感銘を受け参入。
1876年のこのできごとによって、現在のブランドとしてのロエベが誕生しました。
ドイツ生まれの皮革職人であった彼自身がスペイン革と職人技に惚れ込んで参加したという経緯からもわかるとおり、ロエベといえば革の素晴らしさに定評があります。
最高級レザーで仕立てられる小物の数々は、永く愛せる一生ものばかり。
ブランドの頭文字Lを筆記体で4つ組み合わせたアナグラムの刻印とバイカラーが特徴的なソフトグレインウォレットは「カスタネット」の愛称で親しまれています。
その他に有名な意匠は、アナグラムが点描で描かれる「ブランドウォレット」、淡く輝く金具が印象的な「パラジウムアナグラム」、エンボス加工でパターンのようにアナグラムを刻印した「リバース」など。
本当に良い革のアイテムを選びたい方へおすすめのブランドです。
ラグジュアリーブランドの筆頭
Louis Vuitton ルイ・ヴィトン
ミニ財布の価格帯:50,000円~130,000円
大変有名なフランスのラグジュアリーブランド、ルイ・ヴィトン。
そのストーリーは1854年、旅行用トランクの名匠であったルイ・ヴィトンが構えたアトリエに始まります。
当時パリで一斉を風靡し王室からも注文を受けたトランクケースの名店を世界に名だたる最高級メゾンへと押し上げたのは、2代目ジョルジュ・ヴィトンでした。
「旅」をコンセプトの軸とし、現在ではバッグ・財布だけでなく服や靴、時計やインテリアまで幅広く手掛けています。
トランクケースにルーツを持つことから、ハイブランドの中でもやはり革小物が大変得意なルイ・ヴィトン。
あまりブランドに詳しくないという方にもひろく知られており、ハイブランドの小物を持ちたいときにぜひ検討したい王道メゾンです。
メゾンのアイコンは、1996年には誕生100周年も迎えたモノグラム・キャンバス。
また、同じく有名な市松模様のダミエ・キャンバスも定番であり、高い人気を誇ります。
ブランドの元祖とも言われる
GUCCI グッチ
ミニ財布の価格帯:50,000円~160,000円
第一次世界大戦後まもなくの1921年、イタリア・フィレンツェに旅行鞄や馬具を扱う高級革小物店として誕生したグッチ。
イギリス・ロンドンの高級ホテルでラグジュアリーの感覚を磨いたグッチオ・グッチの手による乗馬モチーフのコレクションが大変な好評を博し、一躍大人気店となりました。
現在も愛せれ続けるブランドの象徴的デザインである「ホース・ビット」は馬に噛ませるくつわを、緑と赤のコントラストが印象的な「シェリーライン」は馬の腹帯に着想を得たものです。
1933年には、現在もブランドのアイコンとして親しまれているダブルGのロゴをが誕生。
商品の品質を保証する目的でデザイナーであるグッチオのイニシャルを刻印したものだったのですが、当時世界ではじめての取り組みだったと言われ、これがグッチがブランドの祖と称される所以です。
2015年にアレッサンドロ・ミケーレがデザイナーに就任してからは、ストリートのエッセンスを取り入れた作品も増え、若者からの人気も急上昇中。
強く美しいひとに憧れたなら
CHANEL シャネル
ミニ財布の価格帯:70,000円~150,000円
シャネルは、1910年にレディスファッションの歴史を変えた偉大なデザイナー、ココ・シャネルがスタートした高級ファッションブランドです。
特に有名なのは、やはり香水。
かの大女優、マリリン・モンローが来日した際の記者会見で「夜は何を着て寝るの?」と問われ「シャネル・ナンバーファイブ(シャネルの5番)」と切り返したエピソードは本当に有名ですよね。
また、シャネルのアイコンバッグといえば、ダイヤ模様のキルティングが目を惹く「マトラッセ」シリーズ。
黒のキルティングに金のチェーンが映えるショルダーは、シャネルっぽさがたっぷり詰まっています。
喪服にしか使われなかった黒を最もシックでエレガントな色にしたのも、ジャージー素材をデイリーファッションに取り入れたのもシャネル。
時代の最先端で、自立した女性のためのスタイルを提案し続けた彼女に憧れてシャネルを身につける、という方も珍しくありません。
上質なシンプルベーシック
CELINE セリーヌ
ミニ財布の価格帯:60,000円~120,000円
1945年、第二次世界大戦の終結直後にセリーヌ・ヴィピアナによって立ち上げられたセリーヌは、もともと子供向けのオーダーメイドシューズブランドでした。
上流階級の子どもたちの靴をオートクチュールで仕立てる中で多くの顧客の後押しを受け、女性向けのプレタポルテ(高級既製服)に進出。
なかでも、1968年にはスポーツウェアのコレクションを成功させ、一躍パリジャン・シックの代名詞的ブランドとして名を馳せます。
いくつかの時代を経るなかで一時は低迷も経験しましたが、長きにわたり最高峰ブランドとして愛されているブランドです。
2018年にはサンローランやディオール・オムで大きな成功を収めたエディ・スリマンをクリエイティブ・ディレクターに迎え、ブランドロゴのフォントを刷新する、トリオンフ・モノグラムを復刻するなど新しい取り組みを行い注目を集めています。
ラグジュアリーで新しい女性の装いを発信
SAINT LAURENT サンローラン
ミニ財布の価格帯:50,000円~90,000円
ココ・シャネルやクリスチャン・ディオールが一世を風靡した20世紀のフランスファッション界で時代を牽引した天才のひとり、イヴ・サンローラン。
ラグジュアリーで新しい女性の装いを提案し続けてきたデザイナーです。
アートとファッションを融合したと言われる「モンドリアンルック」や男性の狩猟用スタイルを女性用のスーツに取り入れた「サファリルック」など次々に新しいスタイルを発表し、やがて彼の提案するスタイルは「ニューモード」と呼ばれるようになります。
今ではよく見る「シースルー」をレディスファッションに取り入れたのもイヴ・サンローランでした。
創業者でもあり、偉大なデザイナーであった彼が2002年に引退した後は、ステファノ・ピラーティやエディ・スリマンがクリエイティブ・ディレクターを歴任。
現在は、ヴェルサス ヴェルサーチェでも実績のあるアンソニー・ヴァカレロがその手腕を振るっています。
とっておきのおすすめブランド4選
続いてご紹介するのは、4つの「とっておき」ブランド。
革の素晴らしさとミニマルなデザインで人気のボナベンチュラ、永く愛用したいタイムレスなデザインが魅力のアーペーセー、アートレザーのトップブランドフルッティ・ディ・ボスコ、そして、3代に渡り皇室御用達を賜ってきた濱野家が手掛ける傳濱野はんどばっぐ。
ひろく有名というわけではないですが、今話題のブランドや特筆すべき特徴があるようなブランドをピック・アップしています。
琴線に触れる出会いがあれば幸いです。
テーマは、美と機能性の両立
BONAVENTURA ボナベンチュラ
ミニ財布の価格帯:15,000円~45,000円
シボ感が大変美しい「ひと目で分かる良い革」が特徴のレザーブランド、ボナベンチュラ。
150年以上の歴史があり、高級メゾンからの信頼も篤いドイツの老舗タンナー「ペリンガー社」から革を仕入れています。
洗練されたミニマルなデザインのアイテムを手掛けており、今、大変な人気。
透明感のある鮮やかさが目を惹くカラーは、自分らしさまで表現できそうなほど豊富なラインナップで、眺めているだけでも楽しいですね。
ロゴの主張が大変控えめなのもスマートで、どんな場面でも安心して持てるというのも嬉しいポイントです。
永く愛用したいタイムレスなデザイン
A.P.C. アーペーセー
ミニ財布の価格帯:15,000円~40,000円
1987年、フランス発のファッションブランド、アーペーセー。
シンプルで機能的なアイテムはカジュアルに身につけられるけれどどこかエレガントで、まさにフレンチ・ベーシックを体現しているブランドです。
1991年には代官山に1号店をオープンしており、日本でも長年愛されています。
特に人気が高いアイテムは、デニム。
フランスブランドですが、ファーストモデルからずっと日本製のオリジナル生地を使用しており、ジーンズ愛好家にも高い評価を受けています。
飽きのこないデザインのアイテムたちは、合わせやすさも人気のポイント。
タイムレスな魅力に溢れた名品をお探しの方へおすすめしたいブランドです。
アートレザーのトップブランド
FRUTTI DI BOSCO フルッティ・ディ・ボスコ
ミニ財布の価格帯:15,000円~50,000円
代官山バッグブランド、フルッティ・ディ・ボスコは、デザイナーが「本当にひとめぼれしたレザー」だけを使って、お財布やバッグを仕立てているブランドです。
まだ単色のレザーが主流だった時代、革と芸術の国・イタリアでデザイナーが出会ったのは、まるで絵画のように美しいレザーたち。
キャンバスとしてのレザーをなめすところから始まり、染めたり、グラデーションを描いたり、筆でペインティングを施したり、エナメル加工でツヤを出したり、レザーがいちばん美しくなる場所を見極めてラメを散りばめたり。
多くの場合、これらをタンナーが手作業で行い、作品として仕上げます。
この手の込んだ唯一無二の素材を「アートレザー」と名付け、日本に紹介したのがフルッティ・ディ・ボスコです。
イタリアのタンナーに特注しているレザーも多くあり、世界中探してもこのブランドでしか出会えないアイテムも多数あります。
「どこにでもあるようなものなら、いらない。」とつぶやきながら、まだ見たことのないものを目指してアイテムを作るフルッティ・ディ・ボスコ。
ドレスコードは「わがままがよく似合う女性」です。
皇室御用達を拝命している濱野家が手掛ける
傳濱野はんどばっぐ でんはまのはんどばっぐ
ミニ財布の価格帯:15,000円~25,000円
「傳濱野はんどばっぐ」は、1880年から続く日本の老舗「濱野皮革工藝」の創業家である濱野本家の現当主が、わがままなバッグづくりを続けていくために濱野皮革工藝を離れて立ち上げました。
3世代に渡ってご指名を賜ってきた皇室御用達のお役目と濱野家らしいバッグづくりへの情熱を引き継いだ、伝統と美意識が息づく由緒正しきブランドです。
最もフォーマルなシーンにお持ちいただけるハンドバッグを手掛けることができるブランドですが、普段遣いのバッグやお財布もラインナップ。
柔らかで落ち着いたカラーや丁寧な仕立てが魅力的なブランドです。
有名な海外の高級ブランド9選
次にご紹介するのは、海外の有名高級ブランドを9つ。
「ちょっと背伸びをすれば手が届く」「自分へのご褒美として選びたい」といったイメージのブランドも多いかと思います。
ミニ財布ブームの火付け役とも言われるバレンシアガ、ナチュラルで優美な女性らしさが魅力的なクロエ、熱狂的なファンも多いメゾン マルジェラ、イントレチャートと鮮やかなグリーンがアイコニックなボッテガヴェネタ、繊細で華やかなスタイルが魅力のディオール、新たな魅力を発信し話題となっているバーバリー、クラシカル雰囲気が今っぽくておしゃれなフェンディ、そして、三角形のロゴプレートが印象的なプラダ、そしてプラダの姉妹ブランドのミュウミュウ。
聞いたことのあるブランドがほとんどですよね。
それでは早速、有名ブランドの魅力を掘り下げて見ていきましょう!
ミニ財布ブームの火付け役
BALENCIAGA バレンシアガ
ミニ財布の価格帯:30,000円~70,000円
今、若者たちに大変人気のバレンシアガ。
実は、復活した老舗です。
1918年、「クチュール界の建築家」とも呼ばれたスペイン生まれのデザイナー、クリストバル・バレンシアガがオープンしたオートクチュールハウスがブランドの始まり。
1950年代、ブランドとしての黄金時代にはクリスチャン・ディオールとその人気を競うトップブランドでしたが、1968年には惜しまれながら閉店、1972年に彼が死去した後は、ライセンスビジネスのみでブランドの名前を継続する低迷の時代に。
そんな歴史あるメゾンを救ったのが、ニコラ・ジェスキエールでした。
1995年、ニコラ・ジェスキエールがバレンシアガに加わり初のコレクションで鮮烈なデビューを飾ったことをきっかけに生まれ変わり、現在はラグジュアリーなストリートブランドとしてその地位を確立しています。
ナチュラルで優美な女性らしさ
CHLOE クロエ
ミニ財布の価格帯:40,000円~75,000円
1970年代のボヘミアンシックにブランドデザインの核心を持つクロエ。
女性らしいリラックスしたエレガンスさとボーイッシュな屈託の無さが魅力です。
また、オートクチュールが主流だった時代に上質な既製服(ラグジュアリー・プレタポルテ)を提案したブランドとしても知られています。
歴代のクリエイティブ・ディレクターには、カール・ラガーフェルドやステラ・マッカートニーなど、錚々たる顔ぶれが。
幅広い年代の女性から指示されているブランドです。
アイコニックなホワイトステッチ
Maison Margiela メゾン マルジェラ
ミニ財布の価格帯:40,000円~100,000円
メゾン マルジェラは、1988年、ベルギー生まれのデザイナーであるマルタン・マルジェラによって、パリで創業されたブランドです。
1990年代、それまでのきらびやかな「モード」に対し、「反モード」を掲げてスタイルを提案したことで、ファッション界に激震をもたらしました。
熱狂的なファンを持つことで有名です。
何と言っても有名なのは、ホワイトステッチとも呼ばれるしつけ糸の意匠。
これって実は、ブランドタグの4隅を留めている糸が外から見えているものなんです。
メゾン マルジェラのタグには、24の数字が書かれているだけでブランド名も記載されていません。
これは、「ブランドの名前ではなく、服そのものの価値で選んだなら、タグは必要ない」というメゾンの考えが反映されたものです。
この独特なタグは、数字が並ぶその見た目から「カレンダータグ」と呼ばれており、どの数字に丸がついているかでそのアイテムが属するラインがわかるようになっています。
2009年には、マルタン・マルジェラは事実上の引退を発表しており、2015年からはジョン・ガリアーノがメゾンのクリエイティブ・ディレクターをつとめています。
イントレチャートと鮮やかなグリーン
BOTTEGA VENETA ボッテガヴェネタ
ミニ財布の価格帯:50,000円~85,000円
1966年に革の国・イタリアで創業したボッテガ・ヴェネタは、職人技と革の質に定評のあるブランドです。
革はまるでシルクのようとも評され、単純なように見えて均一に仕上げるには非常に高い技術が必要な短冊状の革を編んで作る「イントレチャート」はブランドの象徴として大変有名です。
また最近は、ボッテガヴェネタと聞くと鮮やかなグリーンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
これは、2018年から2021年までクリエイティブ・ディレクターをつとめたダニエル・リーによって生み出されたもの。
ショッパーにもこのグリーンが採用されており、現在ではブランドのキーカラーとなっています。
ロゴなどブランドの強い主張がなくても見る人が見ればわかる、そんなアイテムをお探しの方におすすめのブランドです。
女性を彩る繊細で華やかなスタイル
DIOR ディオール
ミニ財布の価格帯:50,000円~100,000円
1947年、春夏シーズンのパリコレクションにてデビューしたクリスチャン・ディオール。
デビュー当時すでに41歳だった彼は、53歳という若さでこの世を去るまでの約12年間で次々と新しいスタイルのコレクションを発表し、ファッションの世界に大きな功績を残した偉大なデザイナーです。
大変な人気を博した彼のスタイルは「ニュー・ルック」と呼ばれ、1950年代のファッションをバレンシアガとともに牽引しました。
その後は、イヴ・サンローラン、ジョン・ガリアーノ、エディ・スリマン、キム・ジョーンズなど多くの天才達によって支えられ現在に至ります。
上皇后・美智子さまのうウェディングドレスは、クリスチャン・ディオールがデザインし、イヴ・サンローランが完成させたという逸話も残っています。
アイコンバッグは、ダイアナ妃も愛用したことでこの名前になった「レディ・ディオール」。
カナージュ刺繍が特徴的です。
また、2018年に復刻されたアシンメトリーなデザインがアイコニックな「サドルバッグ」シリーズやモノグラムロゴが一面に配されたジャガードキャンバスが美しい「ディオール オブリーク」シリーズも人気があります。
知性とエレガンスを湛えた「イギリスらしさ」
BURBERRY バーバリー
ミニ財布の価格帯:30,000円~90,000円
1856年に創業され、長い歴史の中で王室御用達も拝命している英国を代表するラグジュアリーブランド、バーバリー。
トレンチコートとバーバリーチェックがとても有名ですよね。
格式高く、知性とエレガンスを湛えた「イギリスらしさ」を体現してきたバーバリーですが、2018年には「ストリートとラグジュアリーの融合」という2010年代の大きなトレンドを牽引した気鋭のデザイナー、リカルド・ティッシをチーフ・クリエイティブ・オフィサーに迎え、新たな魅力を発信し話題となっています。
創業者であるトーマス・バーバリーの頭文字をとった新しいブランドロゴやモノグラムデザインを発表。
今まで以上に幅広い層からの支持を獲得している老舗ブランドに注目です!
クラシカルな魅力が、断然今っぽい
FENDI フェンディ
ミニ財布の価格帯:55,000円~85,000円
1925年、イタリアのローマに革製品の店として誕生したフェンディ。
当時ハリウッドで流行していた「毛皮」に着目し、毛皮のコートを手掛けたことで一気に大人気ブランドへと躍進を遂げ、ローマの女性たちの憧れの的となりました。
1965年には、当時若干27歳であったカール・ラガーフェルドを起用。
それまでのラグジュアリーブランドとしてのあり方に新たなデザインが加わり、プレタポルテ(既製服)の製作も始めたことで幅広い層から支持されるブランドへと発展していきました。
ブランドのアイコンにもなっているダブルFの「ズッカ柄」は、1940年代にコートやバッグの裏地として使われていたものを表地に使おうという彼の提案で誕生したものです。
40代前後の女性に人気の高かったフェンディですが、2013年には「バグズ」というモンスターをモチーフにしたシリーズを発表し、20代の若者たちからも注目を集めます。
クラシカルな魅力を今っぽいおしゃれさに昇華して提案してくれる、そんな魅力に溢れたブランドです。
創業者の孫娘が再建した老舗
PRADA プラダ
ミニ財布の価格帯:70,000円~105,000円
アイコニックな三角形のロゴプレートが目を惹くプラダは、1913年にイタリア・ミラノでプラダ兄弟が創業したラグジュアリーブランドです。
クロコダイルやパイソンだけでなく象やセイウチなどの珍しいラグジュアリーレザーを世界中から輸入し、イタリアの職人たちの高い技術で豪奢なアイテムを作っていたことでたちまち上流階級の人々の話題となり、サヴォイア王家から御用達も拝命していました。
戦争を経て低迷した時代もありましたが、1978年、孫娘にあたるミウッチャ・プラダが経営者兼デザイナーに就任したことでプラダは飛躍的な復活を遂げます。
そのきっかけとなったのが、ラグジュアリーブランドとしては異色の「ナイロン」素材を使用したバッグ。
日本でも1980年代に爆発的な人気を博したので、プラダのイメージといえばナイロンバッグという方もいらっしゃるかもしれません。
「革新」をテーマに、プラダというブランドを生まれ変わらせ世界に名だたるトップブランドへと押し上げたミウッチャ・プラダは、ファッション界で大変な影響力を持つスターのひとりとなりました。
2020年にはラフ・シモンズを共同クリエティブ・ディレクターに迎え、これからの動向にますます注目が集まっています。
ポップでエッジの効いた可愛らしさ
miu miu ミュウミュウ
ミニ財布の価格帯:60,000円~130,000円
1993年、プラダのセカンドラインとして誕生したのがミュウミュウです。
ブランドネームの由来は、創業者であるミウッチャ・プラダの子供のことのあだ名から。
プラダと比べて雰囲気は可愛らしいものが多いのが特徴です。
アイコンとなっているのは、「マテラッセ」デザイン。
マテラッセ(matelasse)とは、フランス語で「ダイヤ模様のキルティング」を指す言葉で、シャネルのキルティングにも同じく使われています。
ミュウミュウのマテラッセは、ジグザク模様にも見える細長いデザイン。
ふかふかとした柔らかな手ざわりとたっぷりと感じられる立体感が魅力的です。
定番・人気ブランド8選
さて、記事の最後にご紹介するのは、日本でも定番として知られる人気ブランドを8つ。
Cモノグラムで知られる手の届くラグジュアリーブランドコーチ、上品なデザインにフェミニンなカラーで支持されるフルラ、ダブルJのアイコンバッグが話題のマーク・ジェイコブス、ガーリーで可愛らしいテイストで知られるケイト・スペード、海外セレブに愛用者も多いフラットシューズが人気のトリーバーチ、独特なレトロニュアンスで愛されるマルニ、エシカルファッションブランドのパイオニアステラ・マッカートニー、そして、フレンチ・カジュアルの定番ブランドアニエス・ベー。
定番人気のブランドということで、アイテムのラインナップも比較的多く、価格も手の届きやすいものが揃っています。
見ていきましょう!
テーマは、アクセシブル・ラグジュアリー
COACH コーチ
ミニ財布の価格帯:10,000円~40,000円
1941年、アメリカ・マンハッタンで誕生したコーチ。
アクセシブル・ラグジュアリー(手の届く高級品)をテーマに、品質の良いアイテムを提供してきました。
2001年にブランドの頭文字「C」をモノグラムにした「シグネチャー」デザインが世界的に大ヒット。
日本でも人気を博し、コーチと言えば、キャンバス地に描かれたCモノグラム、というイメージの方も多いのではないでしょうか。
有名な意匠としてはブランド名の由来にもなっている馬車がモチーフの「キャリッジ」デザインや様々なアイテムに採用されている「ターンロック」が挙げられます。
フェミニンなイタリアブランド
FURLA フルラ
ミニ財布の価格帯:15,000円~40,000円
1927年、北イタリアのボローニャに生まれた高級レザーブランド、フルラ。
皮革職人のクラフトマンシップとイタリアらしいセンスの良さに定評があり、派手すぎずシンプル過ぎずバランスの良い上品なデザインにフェミニンなカラーで日本でも幅広い年代の女性たちから支持されているブランドです。
革の品質の素晴らしさに対して、購入しやすい価格帯であるのも人気のポイント。
1970年代から80年代にはイタリア国内、フランス、アメリカへとビジネスを拡大、90年代には日本でもその歴史をスタートさせました。
現在では、世界中に444のブティックを構えるグローバル企業へと成長しています。
ポップ、アバンギャルド、エレガンス。
MARC JACOBS マーク・ジェイコブス
ミニ財布の価格帯:15,000円~30,000円
現在、マーク・ジェイコブスは世界的に影響力のあるデザイナーですが、その高い評価は、1997年にルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターに就任し、メゾンとして初めてのプレタポルテを成功させたことに始まります。
これを機に、トランク一筋だった老舗メゾンは世界に名だたるファッションブランドへと躍進を遂げたのでした。
そんな彼が、1986年から自らの名を冠して育ててきたブランドが、マーク・ジェイコブスです。
ポップでアバンギャルドなテイスト、遊び心たっぷりなカラーリングや素材合わせに加えて、エレガンスを感じさせる雰囲気も持ち合わせており、若者からシックな大人まで幅広い層に愛されています。
アイコンバッグは、2016年にデビューした「THE SNAPSHOT(ザ スナップショット)」。
ダブルJのアイコンが真ん中に堂々と配置され、まるでカメラレンズのようなこのアイテムは日本でも人気を博しています。
可愛らしくて、時にハンサム
kate spade NEW YORK ケイト・スペード
ミニ財布の価格帯:15,000円~35,000円
1993年、ニューヨーク生まれのファッションブランド、ケイト・スペード。
ガーリーな可愛らしさにちょっぴり毒っ気がある、魅力的なブランドです。
可愛らしいアイテムを好む方だけでなく、深みのあるグリーンや洗練を感じさせるネイビー、クラシカルなブラウンなどの落ち着いた雰囲気のアイテムは、落ち着いた大人の女性にも人気があります。
アイテムのデザインにも頻繁に登場し、創業デザイナーの名前でもある「スペード」は、ブランドのシグネチャーマーク。
2018年に登場したアイコンバッグ「ニコラ」でも、クロージャーにスペードが配されています。
海外セレブも愛用のNYブランド
TORY BURCH トリーバーチ
ミニ財布の価格帯:20,000円~50,000円
2004年、ニューヨークで誕生した比較的新しいブランドであるトリー・バーチ。
シューズ専門店としてオープンしましたが、現在は幅広いアイテムを扱うファッションブランドに発展しています。
頭文字のTを組み合わせたアイコニックなブランドロゴは、60年代、70年代のデザインを愛するトリー・バーチらしいデザイン。
クラシカルでラグジュアリーな雰囲気が華を添えます。
トリー・バーチは、カラーにもこだわりのあるブランドです。
デイリーに合わせやすい柔らかなホワイトやベージュ、ナチュラルなブラウンなどのベーシックなカラーに加えて、ワクワクと気持ちが弾むような鮮やかでジューシーな色使いに出会えるのもならではです。
ブランドを立ち上げたトリー・バーチ本人が3人の子供を育てる母親でもあり、機能的で気軽に使うことができるアイテムたちは、幅広い年齢・ライフスタイルの女性から支持されています。
価格帯も幅広く、若者にも手が届くレザー小物から本当に良いものを持ちたい方にも応えるラグジュアリーなアイテムまで揃っているのも魅力的。
レトロなニュアンスが独特
MARNI マルニ
ミニ財布の価格帯:50,000円~75,000円
1994年、イタリア・ミラノ生まれのラグジュアリーブランド、マルニ。
もとは、家業であった毛皮製品のみを取り扱うブランドでしたが、99年には完全に独立し様々なアイテムを揃えるファッションブランドとなりました。
ふんわりと柔らかなシルエットに、レトロな雰囲気を纏った色や柄、素材を組み合わせた表現は、独自のニュアンスを持っています。
マルニの人気アイテム「フラワーカフェトート」は、カラー選びが絶妙なストライプ柄が特徴です。
エシカルファッションブランドの先駆者
STELLA McCARTNEY ステラ・マッカートニー
ミニ財布の価格帯:50,000円~70,000円
ステラマッカートニーは、2001年にロンドンで設立されたラグジュアリーブランドです。
ブランド設立当初からノーレザー、ノーファー、ノーフェザーの姿勢を貫き、地球環境保護や動物愛護の取り組みに積極的なことでも知られます。
サスティナブルやエシカルは今ファッション業界で注目を集めるトピックです。
ステラマッカートニーの象徴的なデザインは、2011年に発表された「ファラベラ」シリーズ。
アイテムのサイドにダイヤモンドカットのチェーンを配したデザインは、ひと目でそれとわかる個性を持っています。
フレンチカジュアルの定番!
agnès b. アニエス・ベー
ミニ財布の価格帯:15,000円~35,000円
1975年フランス発のファッションブランド、アニエス・ベー。
シンプルで着心地・使い心地のよいアイテムはフレンチ・カジュアルの定番として愛されてきました。
中でも、スウェットシャツにパールボタンを配した1979年の「カーディガン・プレッション」やラガーシャツの素材で仕立てた1977年の「ボーダーTシャツ」は爆発的なヒットを飛ばしたブランドの象徴です。
ウィメンズ、メンズ、キッズ&ベビーの幅広いアイテムが揃い、気軽な価格のアイテムも多くあるのが嬉しいですね。
一目惚れで選ぼう!おすすめブランドミニ財布5選
HerSchedule|trunk mini wallet
ブランドの名前を見てアイテムを選ぶなら、そのブランドの辿ってきた道のりや大切にしている哲学、そしてそのブランドが持つイメージを知っておきたいもの。
でも、全部知った上で「最後の決め手」になるのはやっぱり、このお財布が好き!というフィーリングではないでしょうか。
ここからは、一目惚れで選びたいブランドミニ財布をご紹介してまいります!
必要なものがみんな収まる手のひらサイズのミニ財布
トランクミニウォレット
“包む”という発想で、中身が多くても少なくてもフォルムがキレイなブランドミニ財布です。整理整頓しやすいデザインなので、仕事もプライベートも忙しい方にピッタリ。小さめバッグを愛用してる方も安心して使えるので、使う方を選ばずプレゼントにも最適です。
価格:25,300円(税込)
厚さわずか2cm!水彩カラーがかわいいレディースミニ財布
チェレットbillfold
「今までみたことがないくらい機能的な二つ折り財布を」というコンセプトでデザインされたラウンドファスナー型の二つ折り財布。お財布を開くとほぼ長財布のような使い心地で、お札やカード、コインを余裕をもって収納することができます。にもかかわらず、厚さはわずか2.5cm!小さい財布が欲しい、荷物はコンパクトにしたいという方にぴったりのブランドミニ財布です。
価格:31,900円(税込)
財布とキーケースが一緒になった!カバンの中がすっきりするブランド財布
ミニウォレット&キーケース melty(メルティ)
カード入れがメインで、キーケースもついた二つ折りのブランドミニ財布。キャッシュレス派の方にぴったりのお財布です。収納スペースはコインケースとしても使えます◎。カバンの中で嵩張る財布やキーケースを一つにまとめて持ち運べるミニ財布ですよ。
価格:19,800円(税込)
上質なイタリア製レザーの美しい二つ折り財布
チェレットbillfoldシリーズ amore
イタリア製の美しい発色のレザーを贅沢に使い、持つ人の心がときめくお財布に仕上がったブランドミニ財布。ジュエリーのようにきらめく金具が可愛く、使いやすさにもこだわった作りです。お気に入りのミニ財布を必ず見つけられるはず。
価格:27,500円(税込)
ヴィンテージのような深いグリーンの二つ折り財布
ブリティッシュグリーン
パイソンレザーのふわっと柔らかな感触で、手にするたびに癒されそうな深い緑の二つ折り財布。繁栄のグリーンカラーと金運が高いとされるパイソンとの相乗効果で運気もアップする優れもの!落ち着いた雰囲気でおしゃれなのも人気のポイントです。
価格:34,100円(税込)
まとめ
今回は、ブランドの歴史や哲学に触れながら、それぞれのブランドの人気作や代表的な意匠を纏ったミニ財布ブランドをご紹介してきました。
その中に、琴線に触れる出会いがありましたならこれほど嬉しいことはありません。
ぜひ、お気に入りの財布と出会えることを願っています。